top of page
aoimentalclinic

発達障害のグレーゾーン②

前回、発達障害の特性をもちつつも、診断基準には満たないために診断がつかないケースがグレーゾーンと呼ばれるということを書きました。


誤った治療を防ぐために診断基準を重視してはいますが、実際のところ、診察の経過や様々な検査なども踏まえて判断するため、診断基準を満たさなければ絶対に診断がつかないということでもありません。


・診断基準を見ると、当てはまるところも当てはまらないところもある

・子どもの頃のことを覚えていない

・診察に親も同行して子どもの時の様子を話してほしいが遠方に住んでいて難しい


こういった方も、一度相談なさってみてはいかがでしょうか。


最新記事

精神疾患と認知機能②

前回、認知機能というのは私たちが持っている情報処理能力であり日々の生活に欠かせない力だとご紹介しました。 今回はより具体的に紹介していきます。 認知機能には「注意機能」「作業記憶」「処理速度」「流暢性」「遂行機能」といったものがあります(研究者によって分類や定義が異なること...

精神疾患と認知機能①

ここ数年、精神疾患と認知機能の関係に興味をもつようになり、当院ショートケアにおいても「認知リハ」という名前で認知機能トレーニングプログラムを導入しています。 認知機能というのは、簡単に言えば私たちが持っている情報処理能力のことであり、日々の生活に欠かせない力です。...

睡眠と飲食⑤

良い睡眠をとるために何を積極的に食べるか、あるいは避けるか以外に、食事のタイミングもポイントです。 私たちの体には、約1日周期でリズムを刻む体内時計の機能が備わっています。 脳内の視床下部が関わっており、体内時計によってホルモンの分泌をはじめ生理的な活動が調整されていること...

bottom of page