あっという間に夏の気配が感じられるようになってきました。
日照時間が長く早い時間から外が明るくなる、暑さや高い湿度で寝苦しいなどの理由で、暑い時期は睡眠時間が短くなってしまうという方も多くいらっしゃいます。
理由は何であれ、睡眠不足によって疲れが取れないまま朝を迎えるのは辛いものです。
一日限りであればなんとか乗り越えられても、毎日続けば頭は働かないし気持ちも落ち着かないなどの問題も生じてきて、日々のパフォーマンスにも影響が出てきます。
睡眠不足が続くと肥満や高血圧、糖尿病といった生活習慣病のリスクも高まりますから、睡眠不足は生活改善なり治療なり早めに対処することが理想と言えます(それがしたくてもなかなかできない場合があるということも重々承知ですが…)。
必要な睡眠時間は個々人の体質や年齢によって違いますが、7時間睡眠が健康な状態の維持のためには望ましいと言われています。
50歳以降は7時間よりも短くなっていくものですが、若い方で3-4時間で平気という方もいらっしゃいます。
遺伝的・体質的に睡眠時間が短くても何の支障も生じないという方(いわゆるショートスリーパー)もいらっしゃるのですが、睡眠不足が慢性化して寝不足で不調がある状態に慣れてしまっているだけということもあります。
今は睡眠時間が短いけど昔はもっとよく寝ていたとか、平日は3-4時間で元気だけど週末はたくさん寝てしまうという方は、将来のリスクを減らすためにも少し睡眠時間を増やす工夫をしていただけるといいなと思います。